2006年04月09日 13:41
ちょっと技術のお話。
AppleからいわゆるIntel MacでWindowsを起動できちゃうというBoot Campが発表になってかなり盛り上がっています。
そういえば数年前にx86のMacOSが出るとか出ないとかで多くの人が夢物語を見てたことがあったことを思い出しました。あれも実はひとつの伏線だったかもしれませんね。
それにしてもAppleの情報規制力とプレス演出力は相変わらずすごいなぁと思いました。
さて、Boot Campは完全にブート時点からのOSデュアル化技術だそうですが、それってただのブートローダでしかないんじゃない?Appleのソフトウェア技術はそんなものではないでしょう。
とか勝手に考えているんですが、これもLinuxやBSD界隈でのホットキーワード、Xenの存在があるからです。
Virtual PCやVMWareはソフトウェアがハードウェアを再現して、その中でゲストOSを走らせる方式ですが、Xenはもっとハードウェアに近いレベルでマシンを仮想化します。
Virtual PCやVMWareが「親亀子亀構造」なのに対し、Xenは「相乗り構造」を実現する技術です。Boot Campは言ってみれば「時間貸し構造」ですかね。
XenでWindows XPが起動した、というのも先頃話題になりました。
オープンソースの仮想マシン技術「Xen」でWindows XPが稼働 (MYCOM PC WEB)
XenはBSDにも対応しており、MacOS XのベースになっているのはDarwin、つまりBSD環境です。
というわけでMacOS Xでもクラシック環境を起動する機能がありますが、あれに近い感じでWindowsにFast Switchingができるようになるのにも、技術的に近いところまで来ているはずなんです。
まあ、XenでWindows XPを起動させるのが困難だったのは、Windows側がXenのアーキテクチャに対応できない仕様になっていたからなんですがね・・
そういえばネタフルさんで
[N] Parallels Workstation Beta for Mac OS X
Parallelsという仮想化ソフトウェアも紹介されていましたが、スクショを見る限りイメージファイルをHDDとして指定しており、Virtual PCに近いバーチャルマシン型のソフトかなぁと想像しています。
しかしサポートも幅広いですし、第三の刺客になるかもしれませんね。