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付け焼刃知識主義論
社長の趣味に付き合う

3Dディスプレイ
2006年02月23日 23:27


突然思いついたアイデアが頭から離れなくなり、後先省みずに作り始めてしまうことがたまにあります。

図1.は2年ほど前に思いついたアイデアで、ディスプレイ2台と鏡2枚を使うと3Dディスプレイが出来るのではないか?というアイデアです。

3Dディスプレイ.JPG
図1.3Dディスプレイ

左右に向かい合わせに並べられたディスプレイに左右視差を与えた画像を表示しておき、鏡を使って視線を曲げると、あたかも正面に立体的な物体が存在するように見える訳です。原理的には行けそうだと思ったのですが、当時我が家には液晶ディスプレイなど2台どころか1台もありませんでした。就職して会社の寮に住んでいたため若干金銭的な余裕はありましたが、液晶ディスプレイ2台というのは道楽で買える価格ではありませんでした。しかしその立体映像を見てみたいという一心で即行、秋葉原に行って買ってしまいました。

ディスプレイの次は左右視差を与えた画像を表示するソフトウェアです。大学院時代にDirectXで女体を表示するプログラムを作ったことがあったのでそれを改造して作ることにしました。水平に10cmの間隔で並べた2台のカメラで同一の被写体を写し、それぞれの画像を2枚のウィンドウに表示するように変更を加えました。後は2枚のウィンドウを左右のディスプレイでそれぞれ最大化すれば完成です(図2)。

3dsoftware.JPG
図2.スナップショット
マウスでドラッグすると視点がグリグリ変わります。

最後にシステムのセットアップです。ハンズにて高さを調節できる建材のようなものを3つと、100円ショップにて鏡2枚を購入しました。図3はハードウェアを設置した様子です。

3ddisplay.jpg
図3.ハードウェア概観

建材を駆使して高さの微調整をし鏡に顔を近づけて覗いてみると・・・やりました!やはり女体が立体的に見えるではありませんか。この感動を是非皆さんにも伝えたい。アイデアが形になったときの喜びは何物にも変え難いです。

しかしこの数週間後、本で知ったのですがこのアイデアはなんと200年前に既に考えられていたものだったのです。もちろん200年前は液晶ディスプレイではなく写真か何かだったと思いますが、鏡や画像の設置方法は全く同じでした。

その後、友人何人かに見てもらいましたがリアクションは微妙でした。鏡の表面反射とか、位置の微調整とかがかなりデリケートなんで実用には耐えられないんですよ。あくまでもショーとして楽しんでいる様子でしたが。

仕事ではこんな道楽の発明で喜んでる訳には行きませんが、この喜びこそが今私をここにいさせる理由なのです。


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