画像軽量化でコストが下がる?!例えば転送量20TB(月)だとすると、どのぐらいの差がでるのか?

クラウドの転送量は、定額制のサービスもありますが、従量課金の場合もあります。Amazon Web Serviceは従量課金制になっています。手軽に始められるクラウドサービスですが、サイトの人気が出てくると転送量&転送料が気になり始めます。

AWSでは、$0.140/GBで転送料金がかかる

AWSでは、見積もりを簡単に作ることができるシステムがあります。これを利用して、いくらくらいの費用感になるのか見てみましょう。

2018-06-22-cloud-transfer-02.jpg項目ごとに設定することで見積もりがわかる

転送量を月間20TBとして計算します。なお、毎月アウトバウンド1GBは無料です。

  • 転送量(月):20TB
  • 見積り金額(月):$3095.29

$1=110円で計算すると、340,481円となります。なかなかの回線費ではないでしょうか。ECサイトやメディアサイトなど、人気があるサイトの場合、このくらいの転送量はかかってしまいます。

LightFileで画像最適化して、ファイルサイズを落とすと転送料金はさがる

画像は、ウェブページの表示に必要なファイルダウンロードの半分以上を占めているケースが非常に多いです。そのため、画像を軽量化することで、30万以上かかっていた費用を削減することが可能になります。LightFileの場合、JPEGF画像を平均20%以上も軽量化することができます。

少しラフな計算にはなってしまいますが、20TBを20%ほど減らせれば、16TBになります。その場合のAWS見積もりシステムで計算してみます。

2018-06-22-cloud-transfer-03.jpg16TBでの見積金額

16TBで、$2487.04となります。110円換算で、273,574円。だいぶ下がりました。クライアントキャッシュなどでもっと下げることができますが、ウェブサイトに新規訪問ユーザーがアクセスすることが重要ですので、基本的には転送量は増える傾向にあります。

最後に

いかがでしたでしょうか。クラウドのインフラを利用するのは、本当に便利だし、あっという間に構築できてしまします。以前のようにハードウェアを用意する必要がないというのは、本当に快適です。転送量については、国内のクラウドベンダーは定額制などもありますので、色々なサービスを検討するのが良いです。

画像の軽量化は転送料金に良い影響があります。さらに、閲覧者にはウェブページを今までよりも高速に表示できるメリットもあります。表示高速化の際に実施する第一歩でもあるので、ぜひ取り組んでいきましょう。

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