月報2024年12月
2024年最後の日です。今年もサイトスピード改善、画像軽量化に奔走しました。さらにAI活用にも本腰を入れ始めた1年でした。
Rankelt4 AIレビュー機能
アクセスランキングサービス Ranklet4 にAIレビュー + メール配信機能を追加しました。
これは週に1回または月に1回、アクセスランキングを集計し、生成AIが自動でその傾向をコメントします。その内容をメールで配信してレポートする、というものです。
人気記事の傾向はサイト閲覧者に限らずサイト運営者も気になるはず。GA4で定期点検するのも大事ですが、忙しくてそれも難しいという方に自動配信機能があったらよいのではないか?という構想が以前からありました。
さらに生成AIを用いたら気の利いたコメントもできるのではないか、そんな思いで追加した機能です。
サイトスピード指標と対数正規分布の記事
Core Web Vitalsに代表されるサイトスピード指標には、ユーザーやタイミングによってばらつきがあります。しかしたくさんのデータを集めると、対数正規分布という形状に近づくとされています。
弊社でもその前提に立って調査や改善提案を行いますが、改めて自分の目で確かめてみました。
また、Chrome UX Reportで得られる集計値「良好の割合」「不良の割合」から本来の対数正規分布を復元するためのライブラリを公開しました。
わかっているつもりのことも、時間をとって振り返り、一段深掘りしてみるのは大切だと感じます。
Core Web VitalsのINPの詳細な計測と改善提案
Core Web VitalsのINPについて、リアルな数値の計測と改善提案のプロジェクトを進行しています。
INPはPageSpeed InsightsやLighthouseで確度の高い検証ができません。なぜならINPはページの読み込みプロセスにおける指標ではなく、ユーザーによるなんらかの操作を契機に計測されるからです。
反応が遅かった事象は、ユーザーがどんな状況でどんな操作を行ったときに起きたか。それらを予想して仮説を立て、再現を試みる...というのはよほどシンプルなサイトでもないかぎり、不可能に近いです(実際にやってみるとよくわかります)。
ではどうするか? 実際に反応の遅かった現象から詳細なデータを捕まえるしかありません。
そこでINPの詳細な計測サービスを開始しましたが、早速実践の機会をいただきました。
この仕組みにより詳しいデータを収集し、改善提案に役立てています。
UIプロトタイプ開発案件
Webサービスの新機能に関するUIプロトタイプ開発および、技術検証案件を引き続き請け負っています。
Fabric.js 楽しい!
AI活用支援
引き続きAI活用支援のお手伝いを。内部利用のためDify環境を構築しました。
仮説を立ててそれをサクッと検証したり、プロンプトやモデルの比較を試行錯誤するスピードが向上しました!
メール無料相談
お聞きになりたいことはありませんか? この記事の筆者 代表取締役 宮永 がまずはメールで疑問やお悩みを伺います! フォームよりお気軽にお寄せください。
フォローしませんか?