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無料サービス「LightFile Self」をリリース
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- 代表取締役 宮永
画像最適化技術を無料で提供する「LightFile Self」を本日リリースしました。
Web サイトの画像を ZIP ファイルにまとめてアップロードするだけで、独自のアルゴリズムで 1 ファイルずつ最適な圧縮率を判定。画質を保ちながらファイルサイズを大幅に削減します。
サービス URL: LightFile Self - 無料の Web 画像最適化
画像最適化の課題を解決
画像最適化は重要と認識されながら、実施できているサイトは多くありません。
その理由は「1 ファイルずつ品質を確認しながら調整する」という手間のかかる作業にありました。技術的な難易度に加え、人的リソースの確保や優先順位付けに苦労するケースが多かったのです。
LightFile Self は、この課題を解決します。ZIP ファイルをアップロードするだけで、フォルダ階層を保ったまま画像を一括最適化。誰でも簡単に画像最適化を実施できるようになりました。
サービス概要
利用条件
- 料金: 完全無料(会員登録不要)
- 対応形式: JPEG、PNG 画像
- アップロード: ZIP ファイル形式(最大 300MB)
- ダウンロード: 最適化済み ZIP ファイル + Excel レポート
処理内容
- 画質劣化を最小限に抑えた再圧縮
- 安全なメタデータの削除
- JPEG:AI による最適品質での再圧縮
- PNG:可能な場合 256 色への自然な減色
使い方
画像フォルダを ZIP 圧縮
Web サイトの画像フォルダをそのまま ZIP ファイルに圧縮アップロード
LightFile Self にアクセスし、ZIP ファイルをドラッグ&ドロップ自動処理
各画像に最適な圧縮率を判定し、自動的に最適化ダウンロード
最適化済み ZIP ファイルと Excel レポートをダウンロード
無料提供の背景
私たちは Web 画像の最適化を特別な作業ではなく、あたりまえのことにしたいと考えています。そこで、これまで有償で提供していた画像最適化の技術を小規模なサイトに限り、無料で提供することにしました。
クラウドコストの削減
AWS などのクラウドサービスでは、データ配信量に応じて料金が増加します。画像を多用する EC サイトでは、最適化されていない画像により月額数十万円〜数百万円もの無駄なコストが発生しているケースもあります。
日本のデジタル赤字への対応
海外クラウドサービスへの依存により拡大する「デジタル赤字」。画像最適化によるデータ配信量の削減は、この課題への実効的な対策となります。
ユーザー体験の向上
重い画像はモバイルユーザーの通信費負担になり、環境への負荷も大きくします。企業の社会的責任として、無駄なデータ配信の削減が求められています。
技術的特徴
1ファイルずつの最適化
独自のアルゴリズムにより、人間の目では違いが分からない範囲で最大限の圧縮を実現します。
- JPEG: 画像の特性に応じて最適な品質レベルを自動判定
- PNG: 可能な場合は 256 色への自然な減色で大幅削減
安全なメタデータ処理
画像に含まれるメタデータ(EXIF 情報など)は、Web での表示に無関係なものが多く含まれています。
しかし安易に削除すると画像の向きや色味が変わるトラブルも起こりえます。LightFile Self では、本当に表示に無関係なメタデータのみを安全に削除します。
まとめ
LightFile Self は、これまで手間とコストがかかっていた画像最適化を、誰でも簡単に無料で実施できるサービスです。
クラウドコストの削減、ユーザー体験の向上、そして持続可能な Web 運営の実現に向けて、ぜひご活用ください。