SSLが推奨されるChrome 68の登場。じゃあ、ブラウザのシェアってどうなんだろう?やっぱり多いのはChrome?
前回のブログ記事は、Chrome 68が登場し「保護されていない通信」という表示が非SSLページで表示されることをお伝えいたしました。今回は、「じゃあ、Chromeってどれくらいシェアがあるの?」「実はそんなにないんじゃないの?」という疑問について調べてみました。
結論として、Chromeのシェアは非常に高く、40%を占める
圧倒的にシェアが高いChromeでした。今回は、弊社のランキングツール「Ranklet」ウェブサイトのGoogleアナリティクスのデータを元にみてみました。Rankletはランキングウィジェットを生成するウェブサービスです。アクセスする人は、どちらかというとITリテラシーは高めの人が多いかと思います。
まずは、Googleアナリティクスの画面から「OSとブラウザ」の項目を見てみました。
40%のシェアを記録したChrome。意外とSafariが多い印象も。
シェア順位 [OSとブラウザ]
- Chrome
- Safari
- Internet Explorer
- Android Webview
- Safari(in-app)
- Firefox
- Edge
- Samsumg Internet
- Android Browser
- Opera
といっても、これはOS関係なしのデータなので、デバイスは考慮されていません。デスクトップもモバイルも混ざっていて、SafariはMacOSも込み、ChromeはAndroid端末込みになります。
プライマリをOS、セカンダリをブラウザにすると実態が見えてくる
OS+ブラウザの組み合わせだと、より詳細な情報が見えてきます。プライマリディメンションをOSに、セカンダリディメンションをブラウザにすると、より詳細なシェアがみえてきます。
OS+ブラウザだと、iOSのSafariが最もアクセスが多い。Chromeは複数のOSをすべて足すと、シェアが最もある。
シェア順位 [プライマリ:OS + セカンダリ:ブラウザ]
- iOS + Safari
- Windows + Chrome
- Android + Chrome
- Windows + Internet Explorer
- Android + Android Webview
- iOS + Safari (in-app)
- Macintosh + Chrome
- Windows + Edge
- Windows + Firefox
- Linux + Chrome
いづれの場合でも、Chromeのシェアはすでに非常に高い状況にあります。これだけスマートフォン全盛の中で、Windows+Chromeが2割近いシェアがあることも特筆すべきポイントです。Windowsのシェアは、まだまだあります。
Chromeは、デスクトップ版もスマートフォン版も、それぞれバージョンが68にアップデートされています。アーリーアップデートのブラウザなので、自動的にアップデートも行われますので、セキュリティ対策も大丈夫ですね。
参考サイト情報
- スマートフォン・PCのブラウザシェア調査(2018年6月分) | Tips Note by TAM
- WebブラウザシェアランキングTOP10(日本国内・世界) | ソフトウェアテスト・第三者検証ならウェブレッジ
最後に
ブラウザのシェアは、以前に比べるとだいぶ種類が少なくなっています。しかし、各ブラウザのバージョンは非常に多くあり、それらの対応に苦労するケースがあることもあります。また、アプリ内でWebviewする場合も、極稀に挙動が異なるケースもあります。できるだけ最新版バージョンを推奨して、セキュリティの啓蒙も含めて進めていきましょう。SSL対応は、ぜひ進めましょう!
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