Core Web Vitalsは検索順位にもう影響? 検索順位が上がった生のSEOケーススタディ
このブログですが、特に検索エンジン対策をしたわけでもなく、2020年5月7日ごろから急にアクセスが増えました。週約3,000ユーザーから約4,500ユーザーへと+50%増です。
ほぼ同時期に変化したのは唯一、 「ウェブに関する主な指標」(Core Web Vitals) でした。
Search Consoleの以前の「速度」はFCPとFIDだけでしたが、Core Web Vitals (CLS/FID/LCP)の集計が開始されています。
正確な因果関係は正直わかりません。Core Web Vitalsの評価は2021年からと認識していますし、こんなに露骨に影響するか...? という疑問もあります。
専門家の意見も集めたい意味で、ケーススタディのひとつとして赤裸々に紹介します。
目立った改善は未実施
大きな声で言うことではないのですが、この3ヶ月間、特に改善は実施していません。
- 広告による集客なし(もともと実施していません)
- 6月上旬にメール配信を実施
- 新規記事の急増はなし(3月2件、4月1件、5月3件)
- 既存記事のテコ入れやテンプレートの変更なし
- Search Consoleの「モバイルユーザビリティ」は変化なし
- Search Consoleの「パンくずリスト」は変化なし
- Search Consoleの「ウェブに関する主な指標」のみ改善(上述の通り)
集客力のあるキーワードの順位が上昇
Search Consoleを見てみるとこんな感じです。ビジネスブログなので曜日変動が大きいですが、5月7日あたりからクリック数と表示回数が急増しています。CTRと平均順位は横ばいです。
直近28日間と、その前の28日間で上位キーワードを比較してみます。
集客に寄与しているキーワード(このブログの場合はWebP関連)の順位が上がり、クリック数が急増しています。表示回数はさほど増えていません。
全体としては表示回数も増えているので、ロングテールも伸びているということでしょうか。
ブログとしてはWebPを奨励しているはずなのに 「webp うざい」の集客力の高さ は苦笑です。
UX評価指標の変化が原因?
あまりに心当たりがないのですが、 3月にLighthouse 6.0.0の記事を書いた際 に、それに合せてテンプレートを少しだけチューニングをしていました。
Lighthouse 6.0.0および、現在のPageSpeed Insightsは、Core Web Vitals との親和性が高くなっています。
加えて、Core Web Vitals の情報が5月5日に初出 とまた同時期であることを考えると、3月のチューニングによってこの頃にあったUX評価のアルゴリズムの変化に上手く乗れたのかな...という期待は持ちつつ、あるいは常に起こる順位の変動と、Core Web Vitalsの話題がたまたま一致しただけ...かもしれません。
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