WebP変換を乗りこなそう! WebPパラメーターナビを公開。cwebpコマンドのパラメーターの効果を視覚的に比較

cwebpコマンド はJpegやPNG画像をWebPに変換するCLIコマンドです。WebP画像の中核ライブラリ libwebp に同梱されており、ImageMagickの convertコマンドのように多くの開発シーンで今後使われていくと予想されます。

このcwebpコマンドには多くのパラメーターが用意されています。それぞれのパラメータにどういう効果があり性能にどのような影響があるのか、視覚的に確認するためのツールを公開しました。

これであなたもWebP変換のプロフェッショナルに!

WebPパラメーターナビ

WebP パラメーターナビ - libwebpによるWebP変換の適切なパラメータ選定をお手伝いします。

こんな感じで、各パラメーターについてファイルサイズや処理時間、仕上がりの画質を比較できます。

php.simulate.site_webp-params-nav_default_.png

元々は内部の研究用ツールでしたが、AppleのWebP対応発表 を受けてWebPの導入を検討している企業も多いと思います。大幅にブラッシュアップして公開しました。cwebpを納得して乗りこなすためにお役に立てば幸いです。

さらなる検証用に「自社の画像データセットで比較したい」という企業に向けて、個別にサイトを用意します(有償)。末尾の無料相談フォームよりお問い合わせください!

あとこちらは、以前公開したページまるごとWebP変換して、軽量化の効果を確認できるツールです。変換されたWebP画像をまるごとダンロードもできます。合わせてご参考ください!

ページまるごとWebP変換・効果測定

画像の選択

ヘッダーのプルダウンから画像を選択できます。

webp-imageset.png

サマリー

まずはパラメーターが結果のファイルサイズ、画質、処理時間、メモリ消費にどのように影響するのかを示すグラフです。例えば「もう少しファイルサイズを抑えるパラメーターはないかな」といった課題に応じてご覧ください。

webp-summary.png

パラメーター比較の詳細

続いてそれぞれのパラメーターについての、入力値とファイルサイズ、画質、処理時間、メモリ消費の関係を示す詳細なグラフがあります。

webp-param-detail-chart.png

画質比較

次が目玉機能、ピクセル単位での画質比較です。画像にマウスオーバーすると、拡大表示で画質の劣化具合を詳しく比較できます。

webp-params-image-compare.png

1枚だけ比較で拡大表示

1枚だけ比較 を選択すると、オリジナル画像と特定の画像を大きく比較できます。

webp-params-compare-1.png

スライダーで比較で劣化部分を視認

スライダーで比較 はオリジナル画像と比較対象を重ねて配置し、スライダーで境界を操作しながら比較できます。どこが変化(劣化)したか確認するのに便利です。

webp-parame-slider.png

キャプチャ機能

個人的に一番お気に入りのやりすぎ機能、キャプチャ機能です。マウスオーバーしたときに右上にcキーでキャプチャと表示される領域は、文字通りcキーを押すだけで部分キャプチャできます。

これで資料作成やブログ記事執筆が捗る!

このキャプチャ画像はご自由に利用ください。元画像の引用元はページ左上にあります。引用元がない画像は弊社の独自画像なので、そちらはお気遣い無用です。

webp-params-reference.png

メール無料相談

お聞きになりたいことはありませんか? この記事の筆者 代表取締役 宮永 がまずはメールで疑問やお悩みを伺います! フォームよりお気軽にお寄せください。

前へ前へ

公開前サイトでも PageSpeed Insights したい! リリース前から計測するためのWebサーバー設定テクニック (Apache編)

次へ次へ

【保存版】知らないと画質が落ちるWebP変換おすすめパラメーター設定例 JPEG/PNG編